2017年12月31日日曜日

TEDxkobe vol2

みなさん、こんにちは!
12月17日(日)、甲南大学の岡本キャンパスにて開催されたTEDxkobeのレポートパート2です!












キャンパス内にてお昼ごはんを終えてから、第二部が始まりました!
昼の部の最初は、神戸華僑總會(そうかい)舞獅隊による舞が披露されました。
獅子たちの頭は、私がこれまで見た中で最大で、迫力がありました。
獅子たちの目は、瞬きしたり、動きがかなりリアルでした。
さらに獅子たちは、舞台をおりて観客の頭を噛み、会場に驚きと笑いが起こりました。
舞を終えたあとの舞獅隊のリーダーの話では、神戸で多くの人によって華僑の獅子舞を行おう!ということで、中国の方だけではなく、日本、シンガポールなど他国の方も一員となり、この舞の伝統を引き継いでいるそうです。

次に、木戸彩さん。
木戸さんは極度のネガティブ思考、一方で木戸さんの旦那さんは超ポジティブ思考。
しかし旦那さんは、突然の事故により車いす生活となりました。
それでも旦那さんはポジティブ思考で居続けました。
旦那さんは、もう一度歩くということを目標に、オーストラリアでリハビリをすることに決めました。
ネガティブ思考の木戸さん自身は「できない」と考えるのではなく、自身でできる下調べをとことんしました。
リスクだけでなく、「おまけ」がつくように。
旦那さんはリハビリをしつつ、スキーとであい、パラリンピックに出場することを目標に今も練習に励んでいます。
この二人はネガティブ思考とポジティブ思考という正反対の性格ですが、オーストラリアで、英語力の向上、一生の友達といった「おまけ」以上の価値と出会うことができました。

続いては、尾中友哉さん。
彼の両親はDEAF、つまり耳が全く聞こえませんでした。
そのため、家の中では尾中さんと両親は手話で会話。
4歳まで手話で会話していたため、尾中さんは日本語があまりしゃべることができませんでした。
ある日、尾中さんは遠足でキイチゴを見つけ、それを母親に伝えたかったのですが、その手話を知らず伝えることができませんでした。
後でそれを聞いた父親が、尾中さんを連れて、キイチゴをとりにいくことになりました。そして、それを見つけて、尾中さんはキイチゴについて伝えることができました。
そののち、母親が喫茶店を始めました。
尾中さんがのぞきに行くと、母親が働いていました。
ひとりの客が「灰皿」といいました。
母親には聞こえませんでしたが、別の客がその客にすっと灰皿を渡しました。
尾中さんはそこで、お客さんとのつながりを感じました。
伝わらなかった時はつらいですが、コミュニケーション方法は多様であることを、尾中さんは感じることができたそうです。

次に、建築家の木本孝広さん。
空き家やシャッターが閉まった商店が多くある地域に注目しました。
この空間をどうにか活性化できないか考えた木本さんは、その地域に入居待ちが絶えることのない賃貸物件を建てました。
そこは、その物件に住んでいる人だけでなく周りに住んでいる人も、みんなでわいわい楽しく過ごすことのできるコミュニティーの場となりました。
住人のほとんどがアーティストで、それぞれの個性を生かせるように、共用スペースにギャラリーを作ったり、住人がコミュニケーションをとれるようにソファなどの家具をおいて、話せる場を設けました。
木本さんは、この賃貸物件を中心とした直径100mのアクティブな町をつくり、絶対にもうひとが集まらないといわれていた地域に賑わいを取り戻すことに成功しました。

vol3に続きます。

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