2016年7月29日金曜日

神戸ワインが眠るお城の歴史 -神戸ワイナリーpart1-

神戸港には、1868年の開港がすぐに、西洋からワイン文化が伝わってきました。
西洋の人が運んできた故郷のお酒、それがワインでした。
今でも神戸港は、多くのワインを輸入しており、大阪港と合わせて平成27年には48,147リットルものワインを輸入しています。
そんな外国文化の輸入をうまく取り入れた、神戸の名産品の一つでもある「神戸ワイン」。
このワイン、神戸独自のあるワイナリーで製造されていることはご存知でしょうか?
そもそも、ワイナリーって何?と思う方もいらっしゃるかと思うので、調べてみると、



ワイナリー (Winery) は、ワインを生産する建物または不動産、もしくはワイン会社などワイン製造に関わる事業をいう。ワイン会社によっては自社ワイナリーを所有するものがある。ワイン製造の設備のほかに、大規模なワイナリーでは倉庫、ビン詰めライン (Bottling line)、研究室、巨大なタンクなども備えているものがある。



簡単に言うと、ワイン工場でありながら、製造から瓶詰めまで全て行う建物のことを言うみたいです。
なんだか難しいですね・・・。
ここ「神戸ワイナリー」には、製造ラインはもちろん、「垣根仕立て」と呼ばれる広大なワイン用の葡萄畑があります。



1989年、神戸市は、農業振興政策の一環として、「財団法人神戸市園芸振興基金協会」を設立し、ワイン用葡萄の栽培を始めました。
翌年には、「神戸市葡萄果樹研究所」を設置、果樹酒類試験製造免許を獲得し、神戸市西区押部谷町にその用地を建て、出来たのがこのワイナリー、農業公園「神戸ワイン城」です。




ワインの醸造、ブドウの栽培にこだわった、独自の「神戸ワイン」というブランドや、市を挙げての農業体制が評価され、朝日農業賞を受賞しました。
その後、経営は市から「神戸みのり」という公社に移されましたが、今年でワイナリーは32年目になります。



ジャパンワインチャレンジや国産ワインコンクールで3位以内に入賞することも多く、評価の高いワインを製造されています。
ワイナリー内には、神戸ワインはもちろん、神戸港から仕入れ、厳選された輸入ワインも並んでいます。





本場イタリアの建物のようなワイン城は、地元の方々や市外の方々からも愛され、施設内にはバーベキュー場や公園もあります。

神戸ワイン独特の風味をお肉と一緒に味わってみてはいかがでしょうか。



 
 
 
 










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