兵庫の清盛モデルコース後編です。
では早速、前回の清盛橋の続きから行ってみたいと思います。
清盛橋を渡ったところにあるのが清盛塚。
弘安9年の銘をもつこの石造十三重塔は、兵庫県の重要文化財に指定されています。
平清盛の墓所であると考えられていましたが、大正12年の調査でそうでないことがわかりました。
そのまままっすぐ歩くと、見えてくるのが真光寺。
こちらのお寺には、平清盛公御膳水の井戸というものがあり、清盛がこのお寺に弁財天を勧請した際に、僧がこの井戸の水でお茶をたてて献上したと言われています。
清盛が出家した場所と言われているのが、この能福寺。
平家物語によると、清盛の遺骨をこの寺の住職がこの寺に持ち帰ったと言われており、境内には平清盛廟がありますが、遺骨の行方は定かではありません。
余談ですが、この寺で有名なのがこの大仏。
実は、奈良・鎌倉の大仏と並ぶ日本三大仏の一つらしいです。
そんなにすごい大仏が兵庫にあるとは…。
そして最後が、古代大輪田泊の石椋。
この石は、昭和27年の新川運河の工事の際に出土し、平清盛が築いた経ヶ島の遺材ではないかと言われていました。
しかし、平成15年にこの石が発見された場所から250メートルのあたりで調査が行われた際、奈良時代後半から平安時代中頃の港湾施設と考えられる遺構の一部が発見され、これによりこの石椋は古代のものだったと考えられます。
これにて、今回のコースは終了です。
結構マイナーだとは思いますが(笑)、日本史が好きな方はぜひ兵庫も訪れてみてください。
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