2016年9月21日水曜日

[珈琲と神戸] part2 珈琲博物館の中の領事館

みなさん、神戸港が開港時から平成元年までの間、コーヒーの全国シェア1位を誇っていたことはご存知でしょうか?

現在はコーヒーの消費量が増え、横浜港の輸入が増加したため、2位になってしまいましたが、平成25年の輸入実績は、11万2095トン、金額としては340億77百万円と、過去最高になりました。

そんな多くのコーヒーを輸入してきた神戸には、たくさんのカフェはもちろん、多くのコーヒーブランドがあります。



港町神戸が大きく発展したきっかけは、慶応 3 年(1867 年) の兵庫港開港に続いて設置された外国人居留地の存在です。
外国人居留地は、現在の神戸市中央区の中央部海岸寄りに区画整理され、各国の商館、領事館、銀行、教会などが建てられました 。
神戸は六甲山と瀬戸内海に囲まれた美しい自然環境に恵まれているため、多くの外国人が長期滞在したり、永住していました 。
そのため、居留地や雑居地での外国人との交流が、神戸っ子のハイカラ趣向を育ててきたといえます。
居留地があったころ、神戸っ子が興味を持って接した珈琲には、様々なブランドがありました 。

そのうちの一つである、UCCコーヒー。
神戸には、UCCコーヒーの本社と珈琲博物館があります。

UCCコーヒーは、神戸で上島商店を源流に個人商店として創業され、その後UCC (Ueshima Coffee Co., Ltd.)として全国的に有名になりました。

UCCコーヒー博物館の中には、1996年6月10日に開設された在神戸ジャマイカ名誉領事館があります。
UCC上島珈琲株式会社代表取締役社長であり、ジャマイカコーヒー輸入協議会会長である、上島達司氏が名誉領事です。
長年にわたり、産業分野を中心として、ジャマイカへの協力・支援に尽力したそうです。


UCC珈琲博物館に足を運んだ際には、こちらの領事館もぜひ見学してみてください。

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